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ハトシェプスト葬祭殿TEMPLE OF HATSHEPST
柱廊のレリーフ

「古代エジプトで最も美しい建築物」とされるハトシェプスト葬祭殿。確かにその外観はすばらしいが、見ておかなければもったいないのが、数々のレリーフ。

オベリスクの運搬
入口を入って、坂道を上がる前に、柱の並んでいる通路を歩いてみよう。このレリーフは、向かって左側の部分にある。

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カルナック神殿に立っているオベリスクを、アスワンから切り出して運んできた様子が描かれている。オベリスクを運んでナイル側を下る船はかなり大きく、何十人という船員が左右に分かれてオールで漕いでいたことがわかる。


プントへの遠征
坂を上がり、柱の並ぶ廊下を左手に行くと、このレリーフがある。さらに進むと突き当たりがハトホルの礼拝堂。

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プント国へ派遣団を送ったときの様子が描かれている。左の1人がエジプトの役人、彼の後ろに、兵士たちが続く。

プントはどこに・・・?
プントとは香料、香草、金などを調達するための貿易を行っていた。平和と外交を好んだハトシェプスト時代の象徴として、このレリーフは特に有名だ。プント国の珍しい木や植物、家の様子などが描かれているところも貴重。古代エジプト人は頻繁にプントへの遠征を行ったことがわかっているが、実はこのプントという国、どこにあったのかはっきりしない。

航海の記録と距離から言って、紅海より先ではなく、今のソマリアあたりではないだろうかというのが、もっぱらの定説だ。