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側室の息子を退けて王位についたハトシェプスト女王が建てたもの。ルクソール西岸の中でも、ひときわ立派な葬祭殿。ただし、王が女性であることは不利だったようで、彫刻やレリーフの中のハトシェプストは、いつも男性の姿で描かれている。 ハトシェプストに退けられ、後に王位についたトトメス3世は、相当彼女を憎んでいたらしい。この葬祭殿にあったハトシェプストの像や名前を削り取らせ、壁には今でもその削った跡が残っている。 見事に修復された建物そのものもすばらしいが、柱廊のレリーフも大きな見どころのひとつ。オベリスクを船で運ぶ様子、伝説の国・プント(今のエチオピアあたりではないかとされている)へ派遣団を送ったときの様子、ハトシェプスト誕生の様子などが描かれている。 柱廊の脇にある「ハトホル女神の礼拝堂」がよく知られている。ハトホルは牝牛の女神で、古代エジプトでは特に人気があった。この礼拝堂には、ハトホルの姿をかたどった柱がある。 クローズアップ!大遺跡●ハトシェプストのオベリスク 地図・遺跡の図面はペーパー版でどうぞ。 |