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貴族の墓

ラムセウムとハトシェプスト葬祭殿の間のエリアに、貴族のための墓が点在している。常時公開されているのは10数基ほど。墓の規模は王家の谷のものよりはるかに小さいが、彩色の残った美しい壁画を見ることができる。

ナクトの墓
トトメス4世の書記で天文官。休廷の女楽士の絵がよく知られている。

メンナの墓
トトメス4世の書記。狩猟図や水辺の光景に生き生きとした動物の姿が見られる。

レクミラの墓
トトメス3世、アメンホテプ2世の宰相。働く職人たちの姿が見られる。

センネフェルの墓
アメンホテプ2世時代のテーベ市長。壁画はひときわ保存状態がよい。天井に描かれたブドウの絵が見事。

ラモーゼの墓
アクナトンの宰相。葬送図(葬儀の光景を描いたもの)の「泣き女」などが知られている。

ウセルヘトの墓
アメンホテプ2世の書記。徴兵検査の様子など、ちょっと珍しい絵がある。

カエムヘトの墓
カエムヘトとその妻の彫像が残っている。

コンス、ウセルヘト、ベニアの墓
ナクト、メンナからラモーゼへ向かう途中にある墓。管理人に鍵を開けてもらう必要がある。

パバサの墓
第26王朝の時代の執事。ハトシェプスト葬祭殿の近くにある大規模な墓で、中庭の支柱に養蜂の絵がある。

ケルエフの墓
アメンホテプ3世の後宮の長。王位更新祭の盛大な祝いの様子が見られる。

アンクホルの墓
内部は広いが、あまり整備されておらず、壁画は明瞭ではない。

ホハの墓
KHOKHA(ホハ)というエリアに、ラムセス2世時代の貴族、ネフェル・ロンペトとネフェル・セケルの墓がある。小さいが、壁画の保存状態はよい。

必見スポット

どの墓も同じようにおもしろいが、壁画のできのよさを考えると、ナクト、メンナ、ラモーゼあたりを押さえたい。

地図・遺跡の図面はペーパー版でどうぞ。