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無料で見られるメムノン像 さとうきび畑の間に、突然2体の巨像がそびえている。これは、エチオピア王でトロイ戦争の英雄の名をとって、「メムノンの巨像」と呼ばれている。像にひびが入って、朝日が昇る頃にきしむような音をたてたことから、「メムノンが母親である曙の女神エオスにあいさつをしている」と考えられたのだ。珍しさのあまりローマ皇帝まで見物に来たとか。その後、ローマ時代の修復で音は聞こえなくなった。 本来はアメンホテプ3世葬祭殿の跡で、2体の巨像もアメンホテプ3世のもの。周囲には建物らしきものは何も残っていないが、ナイル川の氾濫で崩れたり、他の王たちが建築資材として石を持ち去ってしまったりした。 台座をよく見ると、「上下エジプトの統一」を表したレリーフなどがある。ルクソール神殿のラムセス2世像を見てから行くと、当初どのような形で建物があったのか、見当がつく。 地図はペーパー版でどうぞ。 |